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タイプ | Mod管理ツール |
Description | Modをマージ、BOSSやSKSEとの連携やBAINによる管理/インストールなどができるMod管理ツール。 |
バージョン | 304.3 |
製作者 | Wrye Bash Team, Wrye |
Download | |
Wrye Bash (Skyrim Nexus) | |
有用なリンク | |
SkyrimのMod使用法 | |
Wrye Bash (ライ・バッシュ)、あるいはWrye Smash (ライ・スマッシュ) は The Elder Scrolls III: Morrowind、The Elder Scrolls IV: Oblivion、The Elder Scrolls V: Skyrim などのゲームのModを管理できるツール。 The Elder Scrolls V: Skyrim では 頭文字をとって Wrye Smash と呼ばれることがあり、Skyrim版を起動すると Wrye Smash というアプリケーション名になる。 またFallout 3対応版は Wrye Flash、The Elder Scrolls III: Morrowind 対応版は Wrye Mash または Wrye Mushing と呼ばれている。
特徴[]
- esp/esmファイルの管理ができる。
- セーブデータの管理、バックアップができる。
- Nexus Mod Manager よりも強力な BAINによるModの管理、インストール優先度の設定ができる。
- SKSE、BOSSなどのソフトウェアとの連携ができる。
- "Bashed Patch" によって Bashed Tag を付ける、敵のLeveled Listの変更やespファイルの競合やファイル数の肥大化を防ぐModのマージができる。
- スクリーンショットの管理ができる。
- Skyrim.ini の設定がマウスだけで可能になる。
- 1つのインストーラーで The Elder Scrolls III: Morrowind、The Elder Scrolls IV: Oblivion、The Elder Scrolls V: Skyrim 版すべてのインストールに対応。
安定性[]
2012年11月2日 (金) 12:57 (UTC)の時点では v301のバージョンのStandalone版が安定している。それ以前のバージョン、とくに、v27x前後、v295.x前後ではUnicode関係の不具合などがあったため、当時はWrye Bash を無闇に最新版にアップデートしない方が得策な時期もあったが、今のところは2012年8月10日リリースされたv300で安定している。Python版はPythonライブラリの関係上、不具合に悩まされることがある。過去に起きたUnicodeのトラブルはStandalone版で解決するケースがあった。Pythonの扱いに慣れていないか Wrye Bash の Python コードに手を加えるつもりがなければ無理してPython版を使う必要はない。
インストール[]
現在のインストーラーはThe Elder Scrolls III: Morrowind、The Elder Scrolls IV: Oblivion、The Elder Scrolls V: Skyrim など他のゲームにも対応している。。2012年9月3日 (月) 16:01 (UTC)現在公開されているものは一つのインストーラーで複数のゲームに対応した Wrye Bash をまとめてインストールできる。
インストーラーを起動するとすでにインストールされているゲームのディレクトリに Wrye Bash をインストールするかどうか、Python版をインストールするかどうか、聞いてくる。 Python版とStandalone版の指定が現れる。Pythonのバージョン、必要な依存Pythonライブラリやそのバージョン違い、Unicodeの文字化け問題を回避する[脚注 1]ために、Pythonに慣れていないユーザーはStandalone版が推奨されている。
インストールするディレクトリに "C:\Program Files" のサブディレクトリを指定すると、ユーザアカウント制御 (UAC) の問題から、別のディレクトリにインストールするようにと警告してくる。UAC の設定変更方法を知っているか、"C:\Program Files" ディレクトリの下のディレクトリのユーザアクセス制御の設定を甘くしても構わないならば、UACの設定で Wrye Bash をインストールするディレクトリに書き込み権限を与える。これをしないと上手くインストールできないばかりか Wrye Bash が起動しない。
旧バージョンからのアップデート[]
v295.1xあたり以降のバージョンからは旧バージョンがインストール済みの状態でインストールすると、旧バージョンの設定や mod インストール情報をバックアップするかどうか聞いてくるので旧バージョンからのアップデートは非常に簡単になっている。ただし、v295付近のバージョンよりも古いバージョンでは、アップデートすることによって設定情報や インストールした mod の情報などが消えて mod がインストールされる前と同じ状態になる。それらの旧バージョンでは Bash Installer ディレクトリや Mopy ディレクトリのバックアップが推奨される。
使用法[]
Installer タブ[]
このタブでは、Nexus Mod Managerよりも柔軟性が高い、Bash Installer (BAIN)による Modパッケージの管理が可能になる。 BAIN フォーマットに対応していないModパッケージをBAINフレンドリーなパッケージに変換できる Bain Conversion File (BCF) ファイルもこの Installer タブで扱う。
Mods タブ[]
現在ゲームにインストールされている esp/esmファイルを直接管理できる。チェックボックスを外すとそのesp/esmファイルはゲームに認識されなくなる。
ロード順変更[]
マウスでファイルをドラッグするとロード順を変更できる。実際のロード順の値は、"Load Order" カラムで確認できる。esp/esmファイルがBOSSで認識できるものであれば無理に手動でModのロード順を設定する必要はなく、自動でソートしてくれるBOSSに任せたほうがよい。
espファイルのゴースト化による負荷軽減[]
使用していないespはゲームに無駄に負荷をかける原因になる。ゲームは基本的にactivateしていないespファイルも、拡張子で認識して自動的に読み込もうとするので、わざとespファイルの拡張子を.ghost に変更する。ファイル名の拡張子が .esp.ghost になりゲームから読み込まれなくなる。Wrye Bash 側ではghost状態の esp ファイル は薄い灰色で反転表示される。
Bashed Patch[]
Mods タブでは Bashed Patch, 0.esp という特殊なespファイルをビルドできる。このespファイルは軽いmodのespファイルのインポートや Bashed Tag でタグ付けされた複数のespファイルをマージすることによって負荷対策が可能になる。その他に矢の発射速度や懸賞金額の変更をする Tweak Setting もある。Bashed Patch,0 esp は原則としてすべてのespファイルのうち一番最後にロードする必要がある。 ほとんどが The Elder Scrolls IV: Oblivion 専用で、The Elder Scrolls V: Skyrim では Twreak Seting など使われることがなかったが、2012年12月8日 (土) 04:26 (UTC)現在、v302.1 では徐々に利用可能な項目が増えている。
トリビア[]
- このツールの名称 Wrye Bash は最初に作った作者のハンドル Wrye から来ている。Wrye 氏は2012年9月3日 (月) 16:01 (UTC)現在 UESP Wiki の管理者を務めている。
- Wrye Bash のB は The Elder Scrolls IV: Oblivion のbのからきている。
- Fallout 3対応版は 頭文字をとって Wrye Flash と呼ばれている。
- The Elder Scrolls III: Morrowind 対応版は頭文字をとって Wrye Mash または Wrye Mushing と呼ばれている。
脚注[]
- ↑ 過去のWrye BashのバージョンではPythonにまつわるライブラリのバージョン、Unicode文字化けの問題による起動できない不具合が頻発していた。
関連項目[]
外部リンク[]
- Wrye Bash (Skyrim Nexus)
- Wrye Bash Pictorial Guide (Oblivion Nexus) - Wrye Bash の使用方法を視覚的にわかりやすく解説しているPDFファイル。英語で書かれていても視覚的に使い方を把握することができる
- Wrye Bashの公式Readme